©1988 日活/アニプレックス |
映画『1999年の夏休み』は、1988年の劇場公開から30年を迎えました。このたび公開30周年を記念して、初のデジタル素材(DCP)による上映が決定しました。
本作は、森と湖に囲まれた全寮制の学院で、愛を拒まれ自殺した少年をめぐり、葛藤し、傷つけ合う少年たちを描いた青春ファンタジー映画です。“少年同士の愛”というテーマを映像化するにあたり、4人の少年役に当時10代の少女たちを配役することで少年の美しさを際立たせ、さらに摩訶不思議な舞台装置や美術、中村由利子による抒情的なピアノも相まって幻想的な透明感を生み出しました。80年代末から90年代にかけての邦画ニュー・ウェーブ時代を先導し新たな地平を切り開いた作品として今でも根強い支持を受けています。
監督は、後に平成ガメラシリーズや「デス・ノート」シリーズを手掛ける金子修介。主演は現在声優としても活躍中の宮島依里、また女優・深津絵里(当時は水原里絵名義)が本作でスクリーンデビューを飾っています。
公開から30年、当時のみずみずしい映像がスクリーンによみがえります。この機会にぜひご覧ください!
監督 | 金子修介 |
出演 | 宮島依里/大寶智子/中野みゆき/水原里絵(深津絵里) |
声の出演 | 高山みなみ/佐々木望/村田博美/前田昌明 |
作品データ | 1988年/日本/90分/DCP |
配給 | アニプレックス |
上映期間 | 7/28(土)~8/10(金) |
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上映時間 | 10:30 |
当日料金 | 一般・大・高:1,500円/シニア:1,000円 |