ヴィンセント・ムーン レトロスペクティブ

パリ出身、即興の映像詩人、ヴィンセント・ムーンの作品をスクリーンで一気に上映 !!

今年３月、新しい撮影プロジェクトのために来日するヴィンセント・ムーン。これを記念して、これまでの膨大な音楽にまつわる映像のなかから、本人セレクトによる作品を１週間にわたり上映する。日本では、2010年に劇場公開された「友川カズキ 花々の過失」の監督として知られるようになったが、欧米では2006年以降、インディペンドでありながらも、アーケード・ファイア、R.E.M.、シガー・ロス、ザ・ナショナルなどの著名なミュージシャンのライブパフォーマンスを記録し、その独創的な映像手法により「ミュージックビデオの革命児」と称され、世界の音楽ファンの間にその名を轟かせた。今回、彼が一躍有名になったパリ発の音楽映像ウェブ配信プロジェクト「Take Away Shows」シリーズをはじめ、世界各地を渡り歩きカメラに収めた最新の音楽ドキュメントまで、日本で初めてとなる彼のレトロスペクティブ上映がスクリーンにて実現する。

 

 

 

2/22（土）■　BEST OF TAKE AWAY SHOWS （パート１）

パリ発、クリエーター集団、La Blogothequeによるウェブ上の音楽映像配信シリーズ「TAKE AWAY SHOWS」から、ヴィンセント・ムーンによる映像作品集。「TAKE AWAY SHOW」は、ヴィンセント・ムーンとプロデューサーのクライドによって2006年にスタートし、路上、カフェ、エレベーター、屋根の上など、従来のステージとは異なる場所にミュージシャンを連れ出し街の至る所で演奏する模様を、マルチトラック録音、カメラ一発撮りで作品にするという画期的なプロジェクトで、以降その影響力の大きさから世界各地で同様のプロジェクトが爆発的に増え、未だ多くのフォロワーを生み出し続けている。

出演	Fleet Foxes／Arcade Fire／Bon Iver／Man Man／ Sufjan Stevens／Patrick Watson／Tom Jones
作品データ	オムニバス（７本）/82分/2007年〜2008年

 

 

 

2/23（日）■　BEST OF TAKE AWAY SHOWS （パート２）

パリ発、クリエーター集団、La Blogothequeによるウェブ上の音楽映像配信シリーズ「TAKE AWAY SHOWS」から、ヴィンセント・ムーンによる映像作品集。「TAKE AWAY SHOW」は、ヴィンセント・ムーンとプロデューサーのクライドによって2006年にスタートし、路上、カフェ、エレベーター、屋根の上など、従来のステージとは異なる場所にミュージシャンを連れ出し街の至る所で演奏する模様を、マルチトラック録音、カメラ一発撮りで作品にするという画期的なプロジェクトで、以降その影響力の大きさから世界各地で同様のプロジェクトが爆発的に増え、未だ多くのフォロワーを生み出し続けている。 

出演	Grizzly Bear／Beirut／Mumford & Sons／Phoenix／ REM／Sigur Ros／The Luyas／Yo La Tengo／Yeasayer／ TOMI LEBRERO
作品データ	オムニバス（10本）/97分/2006年〜2012年

 

 

 

2/24（月）■　MORE ELECTRONICA!～音響集団エフタークラング

「AN ISLAND」

デンマークの人気バンド、エフタークラングのメンバーが、生まれ育った同国のアルス島を訪れ、地元の人々とのコラボレーションを通して、彼らのアルバム「マジック・チェアーズ」を映像で表現するという実験的プロジェクト。 

出演	エフタークラング
作品データ	49分/2010年

 

「テンポラリー・コペンハーゲン」

コペンハーゲンで活動する９組のバンドによる約30分間の即興演奏を、一軒家の親密な空間を移動しながらワンショットカメラで捉えた緊張感のある映像。観る側に音楽と映像の境界を意識させない、ミュージシャンと映像作家による新しい形のコラボレーションの試み。 

出演	Slaraffenland／サッド・ラヴァーズ ほか
作品データ	34分/2010年

 

 

 

2/25（火）■　RELIGION ＆ WORLD～音と祈りの旅

2010年に、未知なる音楽との出会い、多様な世界をこの目で確かめようとバックパックにカメラとPCを携え、パリを後にしたヴィンセント・ムーン。旅先で出会う数々の音楽の中でも、特にシャーマニズムへの強い興味を感じさせる映像作品のオムニバス。

 

 

出演	レン・ドン（ベトナム）ほか
作品データ	オムニバス（５本）/80分/2012年～2013年

 

 

 

2/26（水）■　VIVA BRAZIL ～ブラジル最前線

ヴィンセント・ムーンがこれまで一番長期滞在した国ブラジルで、各地の現在の音楽シーンを捉えた映像集。 

 

 

 

出演	ガビー・アラマントス／タルマ&ラシオ・デ・フレイタス ほか
作品データ	オムニバス（５本）/94分/2010年～2013年

 

 

 

 

2/27（木）■　LITTLE BLUE NOTING～プラハの神秘的な男女

「リトル・ブルー・ナッシング」

チェコのプラハ郊外に住む二人の謎めいたヴィオローネ奏者、イレナとボジェッチ・ハブロヴィの音楽世界と彼らとの親密な旅の記録。

 

 

出演	ハヴェルス
作品データ	50分/2008年

 

 

「フィウメ・ナイツ13」

ハヴェルスのマンハッタンでの路上パフォーマンスを捉えた映像。

出演	ハヴェルス
作品データ	14分/2009年

 

 

 

2/28（金）■　THAT’S NOISE～旋律なき旋律

アフリカ、インドネシア、オーストラリア、シンガポール、アメリカ…　土地土地の地面から鳴り響くようなトライバルミュージックとも言える「ノイズ」を記録した映像集。

 

 

出演	ルーカス・アベラ／マライカ・ダン・シンガ／メタルマシーン・マカト ほか
作品データ	オムニバス（５本）/78分/2010年〜2012年