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途方に暮れながら、生きる。
ちあきなおみ、大島渚、中上健次らを魅了したアーティスト、友川カズキ 競輪とその合い間の表現活動を収めたドキュメンタリー
これは友川カズキのある夏の日常の記録である。
友川はミュージシャン、画家、詩人として、知る人ぞ知る存在でありながら40年以上にわたって作品を発表し続けてきた。
一部では高く評価されながらも、広く大衆に受け入れられることはなく、川崎 の小さなアパートで今も粛々と暮らしている。20年来、どっぷりハマっているのが競輪だ。本人は「競輪が病気なら、生涯、治らないでほしい」と豪語する。基本的に大穴狙いで、競輪仲間には滅多に当たらないとも 言われている。それでも、今日もまた、一日の大半の時間を競輪場に出向くか、あるいは家でのレース予想に割いている。
そして、時々ライブ。その熱量は、車券を握りしめ競輪場の観覧席で叫ぶ姿と、どこかで似ているようでもある。
2010年の夏の記録が2020年に呼び覚まされる。いつの時も変わらない友川の姿がそこにある。
監督・脚本 | 佐々木育野 |
出演 | 友川カズキ/石塚俊明/永畑雅人/及位鋭門/及位然斗/及位玲何/大関直樹/安部俊彦/林秀宣/六兵衛鮨/菊池豊 ほか |
作品データ | 2019 年/日本/DCP/5.1ch/64分 |
配給 | シマフィルム株式会社 |
上映期間 | 7/4(土)~7/10(金) |
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上映時間 | 20:00 |
当日料金 | 一般:1,500円/大学・高校:1,300円/シニア:1,000円 |