© Premier Pictures |
『デス・レース2000年』で知られる異色の監督(俳優も)ポール・バーテルの処女作でその独特の映像感覚には隠れたファンも多い。ある女性が迷い込んだホテルを舞台に展開されるこの作品のプロットはヒッチコックの『サイコ』のような展開を見せるが、作品は”奇想天外”。一色に染まった変態サイコサスペンス怪作。
監督 | ポール・バーテル |
出演 | エイン・リュイメン/ルシール・ベンソン |
作品データ | 1972年/アメリカ/87分 |
© les films du losange |
ニューギニア。未知の谷を目指す冒険家の青年一行と出会ったヴィヴィアーヌは彼等の旅に同行することに。やがてその過程で彼女は次第に自分を解き放し生の喜びに目覚めていく。幻想に満ちたアルメンドロスの魔術的映像美と神秘と魔性のメッセージを伝えるピンク・フロイドのテーマ曲が一つの時代の終焉を刻んで、魂を揺さぶる。
監督 | バーべット・シュローダー |
出演 | ビュル・オジェ/ジャン=ピエール・カルフォン |
音楽 | ピンク・フロイド(「雲の影」) |
作品データ | 1972年/フランス/100分 |
© Gaumont |
一人の少女がある館に迷い込む。ラジオがメッセージを伝え、動物が喋る、が人の声はしない。そのうちそれらが黙示的光景のように見えてくる。映画の冒頭「本作は理屈の通じない世界での作品です」と監督の言葉を伝える。全編「不思議な国のアリス」のヴァリエーションともいうべき、鏡を越えた世界を描いたルイ・マルの奇怪作。
監督 | ルイ・マル |
出演 | キャスリン・ハリソン/ジョー・ダレッサンドロ |
作品データ | 1975年/フランス=イタリア=西ドイツ/97分 |
© Tamasa Distribution |
衝撃的なスナッフ・ムービーの撮影シーンから始まる『血を吸うカメラ』は公開当時、その先駆的映像テーマで徹底的に批判され、長い間、映画史の闇に葬られたサイコスリラー映画の原点ともいうべき傑作。
監督 | マイケル・パウエル |
出演 | カールハインツ・ベーム |
作品データ | 1960年/イギリス/102分 |
上映期間 | 11/14(土)~11/27(金) |
---|---|
上映時間 | 21:00 |
当日料金 | 一般:1,500円/大学・高校:1,300円/シニア:1,000円 |
備考 | ★〈奇想天外映画祭Vol.2〉の回数券もお使いいただけます。 |