語られなかった声に、耳を澄ませてみたい。
父をいとおしむ気持ちを込めながら あの戦争の時代の「真実」を描くドキュメンタリーは可能だろうか
日本・インドネシア・オランダ─ 亡き父を想う旅で辿り着いた“戦争”の真実。
戦時中、日本はアジア各地を占領し植民地解放を謳った。記録映画編集者・伊勢長之助(1912~1973)は、「文化戦線」の一員としてインドネシアに渡り、大東亜共栄圏という名目でプロパガンダ映画を創った。
長之助の長男・伊勢真一(ドキュメンタリー映像作家)は、父たちがどんな思いで国策映画を手がけたのかを知るために、30年程前から取材を始める。父の足跡と父たちが創った“幻のフィルム”の行方を追う長い旅。 やがて、その旅に伊勢真一の長男・伊勢朋矢(ディレクター)、長女・伊勢佳世(俳優)も参加する。父から子へ、そして孫へ、時代の記憶が手渡されていく。
オランダで発見されたその国策映画は、およそ130本。日本未公開の貴重なフィルムである(『隣組』『東亜のよい子供』『防衛義勇軍』『ロームシャ』『マラリア撲滅』等)。
監督 | 伊勢真一 |
出演 | 伊勢長之助/伊勢真一/伊勢佳世/カディルマン/ロシハン・アンワール/ジャカルタの人々 |
作品データ | 2021年/カラー/88分/DCP |
配給 | いせフィルム |
上映期間 | 9/4(土)~9/24(金) |
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上映時間 | 12:00 |
当日料金 | 一般:1,800円/大学・高校:1,500円/シニア・障がい者:1,000円 |
備考 | ★上映時間変更 9/18(土)~ 12:00 ★『伊勢長之助関連特集上映』半券を受付で提示:1,300円でご鑑賞いただけます。 |