フィルム・ノワール映画祭<アンコール上映>

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上映スケジュール

 

上映作品

生き残ったものの掟

コルシカ生まれのセリ・ノワールの旗手ジョヴァンニが自身の小説を映画化した監督デビュー作。亡き友の墓参でコルシカ島を訪れたスタンは“生き残った男”のひとりだった。同じ原作から作られた『冒険者たち』の“その後のような物語”だが、男の生き様を独特のハードなタッチで描いた本作はジョヴァンニの鮮烈なデビュー作となった。多くのノワール映画に出演している“怪優”M・コンスタンタンが主人公スタンを好演している。

 

監督・原作・脚本:ジョゼ・ジョヴァンニ

主演:ミシェル・コンスタンタン

作品データ:1966│100分│カラー│35mm

 

 

 

ベラクルスの男

イギリスのジョン・カリックのベストセラー「禿タカ」を映画化したジョヴァンニ・ノワール第二作。1938年、独裁政治打倒のため反政府リーダーに雇われて中南米ベラクルスに降り立ったフランスの殺し屋“禿タカ”。クーデター当日彼は独裁者大統領を一発の銃弾で倒し、暗殺に成功するが事情を知りすぎたため、禿タカは依頼主から狙われる羽目になる…。フイルム・ノワールの雄リノ・ヴァンチュラの圧倒的な存在感が全編に漂う傑作アクション・ノワール。

 

監督・脚本:ジョゼ・ジョヴァンニ

原作:ジョン・カリック

主演:リノ・ヴァンチュラ

作品データ:1968│108分│カラー│35mm

 

 

賭博師ボブ

犯罪から足を洗ったボブ、若いものに優しく、女を食い物にする奴が嫌い、孤独が身に沁みついたような初老の男だが、今は賭博で身を立てている。カジノに収まる8億フランを狙って最後の仕事に臨むボブだが、待機中つい始めた賭博で何故かツキまくって…。夜のピガール地区のにぎわい、明け方の寒々しい盛り場をとらえたカメラ(アンリ・ドカエ)、ぶっきらぼうに進む語りがリアルで、ケイパーものフィルム・ノワールであると同時に、ヌーヴェル・ヴァーグ前夜を感じさせる。フレンチ・ノワール最大の作家メルヴィルの初期の傑作。

 

監督・脚本・原案:ジャン=ピエール・メルヴィル

脚本:オーギュスト・ル・ブルトン

主演:ロジェ・デュシェーヌ、イザベル・コーレイ、ダニエル・コーシー

作品データ:1955│102分│モノクロ│35mm

 

 

 

墓場なき野郎ども

逃亡中の死刑囚がイタリアからフランスへ。妻子連れという不利もあり、行動が荒く、行く先々に死体が積みあがる。この間のあれよあれよというスピードから一転、パリでの逼塞は、厄介者となってしまった彼が抑圧された時間が続くギャップ。突き放したようなナレーション(ラストの一言に痺れる)、ヴァンチュラのハードボイルド、かくまうベルモンドの男気。『穴』に続くジョゼ・ジョヴァンニの原作、脚本、カメラも同じギスラン・クロケ。

 

監督・脚本:クロード・ソーテ

脚本・原作:ジョゼ・ジョヴァンニ

主演:リノ・ヴァンチュラ、ジャン=ポール・ベルモンド

作品データ:1960│103分│モノクロ│BD

 

 

 

上映期間 6/15(土)~6/21(金)
上映時間 13:00
当日料金 一般:1,500円/大学・高校:1,300円/シニア:1,200円/障がい者:1,000円
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