好評につきアンコール上映決定!
2003年に発表された幻の名作、初の日本語字幕・フルHDリマスター版上映!
映像監督ジェム・コーエンとFUGAZIとの10年間にわたるバンドの軌跡を追ったドキュメント・フィルム。
USハードコア・パンクをMINOR THREATで開拓したイアン・マッケイ(vo、g)がポスト・ハードコアを実践すべく80年代後半に始めた、ワシントンDC拠点のFUGAZIの映像作品。インテリジェンスに富むバンドながら肉体的な表現が身上であることを示す1987~1998年のライヴが中心で、その様々なシチュエーションにFUGAZIの意思が表れている。レコーディングのシーンも織り込み、メンバーのインタヴューからは我が道を行く率直なアティテュードが伝わってくる。“信者”のようなファンも多いが、それ以外の観客を映し出すところも波紋を投げかけるFUGAZIのパンク精神そのものだ。FUGAZIの音楽と同じくプリミティヴな撮影で生々しさが醸し出され、適度に挿入したモノクロ映像も彫りの深い仕上がりに一役買っている。発言部分だけでなく歌詞も日本語の字幕付だが、言葉に頼った説明的なドキュメンタリーとは一線を画し、詩情が滲む寡黙な名作である。なお今回の劇場公開は、DIY姿勢ゆえに音源管理等に厳しいディスコード・レコードが初めて日本にライセンスして実現したものであり、またフルHDリマスター化という点も特筆したい。
– 行川和彦(音楽評論家)
監督 | ジェム・コーエン |
作品データ | アメリカ/2003年/117分/英語 |
配給 | CURIOUSCOPE |
上映期間 | 4/21(土)~4/27(金) |
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上映時間 | 12:30 |
当日料金 | 一般:1,800円/大・高:1,500円/シニア:1,000円 |