奇想天外映画祭2023

movie info

 

 

【お詫び】

※チラシ記載のスケジュールの上映時間に変更がございます。

10/5(木) F.『ロビンソン漂流記』 誤)15:30→ 正)16:20

10/5(木) L.『未来惑星ザルドス』 誤)17:30→ 正)18:20

ご迷惑をおかけて申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします。

 

上映スケジュール

 

 

上映作品

A.『くすぶりの年代の記録』

© Arab Film Distribution

《第28回カンヌ映画祭パルムドール受賞作》 日本国内劇場初上映

アルジェリア建国の苦難の歴史を『灰の年』『荷車の年』『くすぶりの年』『虐殺の年』という4 つのテーマに分けて、1954年のアルジェリア独立戦争までを描いた3時間の壮大な歴史ドラマ大作。随所に登場するストーリーテラー“Mad Man Man”はアルジェリアの歴史を突飛な言葉で語りかけていて奇興味深い。アルジェリアの無機質な岩山や砂漠を捉えた撮影が素晴らしい。

 

監督:モハメッド・ラクダル=ハミナ

出演:ヨルゴ・ボヤジス/モハメッド・ラクダル=ハミナ/レイラ・シェナ

作品データ:1975年/アルジェリア/178分/カラー/BD 
 

 

B.『デコーダー』

© Klaus Maeck

“製作40年” 記念上映 “伝説的ジャーマン・カルト・フイルム”

ドイツのアーテイスト、ムシャが、バロウズによるビートニク小説のカットアップ手法を踏襲し監督したSF ジャーマン奇珍作。舞台始まりはハンバーガーショップ。主人公F ・M がカットアップして製作したテープをハンバーガーショップで再生し、来店客に聞かせているうちに、F ・M は決定的なノイズを入手し最終的なテープを完成させ無数のテープをばらまいていく。やがてノイズで神経に異変を起こした人々が暴徒化していき、事態は予期せぬ方向に突き進んでいく…。ノイズで人々を洗脳する青年FM をノイバウテンのFM アインハイトが演じるほか、バロウズも出演している。デイヴ・ホール、ジェネシス・P ・オリッジ、マット・ジョンソン(ザ・ザ)など、80s を代表するアーテイスト バンドが音楽を担当している。

監督:ムシャ

出演:F ・M アインハイト、ビル・ライス、クリステイーヌ・F 、W ・バロウズ

作品データ:1984年/ドイツ/87分/カラー/DCP
 

 

C.『リュシアン赤い小人』

© Yvan Le Moine

法律事務所で離婚訴訟を担当して働く中年小人のリュシアン。ある日近くにサーカス団の公演がありそこで無垢の少女イジスと出会ったことから人生の歯車が不可思議で奇妙な方向に動き出していく…。伯爵夫人役のアニタ・エクバーグの怪演には驚かされる。

 

監督:イヴァン・ル・モワーヌ

出演:ジャン・イヴ・ドゥヴヴェイ/アニタ・エクバーグ

作品データ:1998年/フランス=ベルギー/102分/モノクロ/BD

 

 

D.『子供たちをよろしく』

© Angelika Films

シアトルの小さな公園ほどの大きさの場所で、ポン引き、売春、スリ、ドラッグ販売などで生活している9人の子供たちの姿を鮮やかに捉えたドキュメンタリー。

 

監督:マーティン・ベル

出演:アニー/エディー/アントワーヌ

音楽:トム・ウエイツ

作品データ:1983年/アメリカ/92分/カラー/35mm

 

 

E.『黒い神と白い悪魔』

© GRUPO NOVO DE CINEMA E TV

“シネマノーヴォ”の誕生を世界に告げたローシャの代表作『アントニオ・ダス・モルテス』と対をなす姉妹編。生活に追い詰められ領主を殺害してしまった牛飼いのマヌエロの数奇な運命を荒々しいタッチで描いた傑作。

 

監督:グラウベル・ローシャ

出演:ジェラルド・デル・レイ、オトン・バストス

作品データ:1964年/ブラジル/118分/モノクロ/BD

 

F.『ロビンソン漂流記』

© Oscar Dancigers Production

1659年、ブラジルからアフリカに向かった船が難破して絶海の孤島に流れ着いた男ロビンソンは、難破船から食料、武器を運び出し、生き残った愛犬と猫と共に暮らし始めるのだが…。見どころ満載のブニュエル版冒険漂流記。

 

監督:ルイス・ブニュエル

出演:ダン・オハーリヒー、ハイメ・フエルナンデス

作品データ:1952年/イギリス/89分/カラー/BD

 

 

G.『日曜日の人々』

© Filmstudio

1929年の世界大恐慌寸前のベルリン、55人の主人公たちの夏の日曜日の姿をドキュメンタリー・タッチで描いたサイレント末期の傑作。著名なスタッフの中でも、撮影のオイゲン・シュフタンの影像が素晴らしい。

 

監督:ロベルト・シオドマーク/エドガーGウルマー

脚本:ビリー・ワイルダー

出演:アニー・シュライヤーほか

作品データ:1930年/ドイツ/73分/モノクロ/サイレント/BD

 

H.『突然の花婿』

© UI

ラスヴェガスで秘密裏にリーと結婚したGIGIのモレルは終戦後リーの自宅を訪ねるが、彼女が両親に結婚の話を何もしてないことを知り、モレルは大騒動に巻込まれる…。サークの職人技が冴える爆笑コメデイ。

 

監督:ダグラス・サーク

出演:トニー・カーテイス/パイパー・ローリー

作品データ:1952年/アメリカ/82分/モノクロ/BD

 

I.『ビッグ・ヒート/復讐は俺にまかせろ』 

© Columbia Pictures

同僚の巡査の自殺事件を担当したバニオンは、上層部に捜査中止を命じられ、妻も何者かに殺される。激昂のバニオンは警察バッジを投げ捨て、警察内部の腐敗が事件を引き起こしていることを暴き出していく。出色のラングノワール。

 

監督:フリッツ・ラング

出演:グレン・フオード/リー・マーヴィン

作品データ:1953年/アメリカ/90分/モノクロ/35mm

 

J.『デニス・ホッパー/アメリカン・ドリーマー』

© Polaris Communications

『イージー・ライダー』でハリウッドを席巻したデニス・ホッパーが第2作『ラストムービー』製作・編集中のホッパーをローレンス・シラーとキット・カーソンが捉えたドキュメンタリーで、ー制作中のデニス・ホッパーを、デニス・ホッパー自身が演じるというものーホッパーの奇想天外ぶりには驚かされる。

 

監督:ローレンス・シラー/ L.M. キット・カーソン

出演:デニス・ホッパー

作品データ:1971年/アメリカ/81分/カラー/BD

 

K.『ジャック・ケルアック/キング・オブ・ザ・ビート』

© John antonelli

1957年に発表した『オン・ザ・ロード//路上』で一躍次代の寵児に上り詰めたケルアック。“ビートニクの帝王”としていまだに根強い人気を持つケルアックのドラマチックな人生を描いた異色のドキュドラマ。

監督:ジョン・アントネッリ

出演:ジャック・ケルアック/W・バロウズ/アレン・ギンズバーグ/ジャック・クルター(ケルアック役)

作品データ:1985年/アメリカ/72分/カラー/BD

 

L.『未来惑星ザルドス』

© 1974 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPOLATION

ジョン・ブアマンが2293年を舞台に描いた戦慄の先鋭的SFSF映画。永遠の生より死を讃えるメッセージを突きつけたブアマンの野心作。

 

監督:ジョン・ブアマン

出演:ション・コネリー/シャーロット・ランプリング

作品データ:1974年/アメリカ=イギリス=アイルランド合作/106分/カラー/DCP/PG12

提供:キングレコード

 

M.『ワンダーウォール』

© Hollywood Classics International

ロンドンのアパート。隣の部屋に越してきたバーキンを壁穴から覗き込むうちに妄想と幻想に囚われた科学者は…覗かれ役のバーキンはセリフ一切なしの不可思議奇作

 

監督:ジョー・マソット

音楽:ジョージ・ハリソン

出演:ジェーン・バーキン、ジャック・マッゴーラン

作品データ:1968年/イギリス/92分/カラー/BD

 

N.『ガラスの墓標』

© Les Films OCEANIC

当時同棲中のバーキンとゲンズブールがドラッグ、暴力、乱行…全編得体の知れないエロテイシズムとデカダンな匂いを撒きちらす異色のフイルム・ノワール。

 

監督:ピエール・コラルニック

出演:ジェーン・バーキン/セルジュ・ゲンズブール

作品データ:1968年/フランス=イタリア=西ドイツ合作/97分/カラー/35mm

 

 

O.『リキッド・スカイ』 

© Slava Tsukerman

80年代ニューヨークを舞台にしたビジュアル、フアッション、ヴィヴィッドなサウンドとネオンカラーに彩られたオーガズム。気取った奇怪な世界に生きる人間たちが奇体ぶりが鮮やかに蘇る。

 

製作・監督:スラヴァー・ツーカーマン

出演:アン・カーライル/ポーラE・シェパード/ボブ・ブラディ

作品データ:1982年/アメリカ/112分/カラー/DCP

 

 

 

上映期間 9/16(土)~10/6(金)
上映時間 作品案内参照
当日料金 一般:1,500円/大学・高校:1,300円/シニア:1,200円/障がい者:1,000円
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