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全盛期の日本での消費量と比べて現在では1%までに衰退したクジラ産業。
そんな苦境な状況で「一乃谷」の大将、谷光男は、あえて「クジラ専門店」を運営している。
かつては、日本の高度成長期時代、日本人のタンパク源のトップがクジラだった。牛や豚、鳥よりもクジラが多く食されていた。クジラは今では輸入に依存しているが、「輸出」までしていた。
現在では「クジラ専門店」は、国内では手で数えるほど数件になってしまったが「一乃谷」は全国のクジラ店からも一目おかれ尊敬されている。
大将の谷が東北から上京して東京・神田に「一乃谷」として、お店を構えたのは、宮城県・石巻市で東日本大震災が起こる1年前の2010年のことであった。石巻市は、国内では最大の捕鯨基地である。
本作はクジラの料理としての魅力だけではなく、環境問題にも触れ、科学的な見地から現代におけるヴィーガンブームからの森林伐採を含め「タンパク源」のバランスの問題にも向き合う。自然資源のルールを決める国際会議と無縁の「クジラ専門店」の大将と、国際会議の主要人物の証言を記録したものである。
監督・プロデューサー | 八木景子 |
出演 | 谷光男(鯨屋の大将)/鮎川捕鯨の皆様/ユージン・ラポワント(ワシント条約元事務局長)/ジュヌビエーヴ・デスポーテス(NAMMCO事務局長・科学者)/加藤秀弘(東京海洋大学名誉教授)/八木信行(東京大学教授)/樋口真嗣(『シン・ゴジラ』監督) |
作品データ | 2023年/日本/77分/HD/16:9 |
配給 | 八木フィルム |
上映期間 | 9/2(土)~9/15(金) |
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上映時間 | 10:00 |
当日料金 | 一般:1,800円/大学・高校:1,500円/シニア:1,200円/障がい者:1,000円 |