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台湾の鬼才エドワード・ヤンの名前を一躍知らしめた、幻の傑作がよみがえる!
銃声が響き渡る朝。警察の手入れから逃げ出した混血の少女シューアン。その姿を偶然カメラでとらえたシャオチェン。上司の突然の死に出世のチャンスを見出す医師リーチョンと、執筆に行き詰まる小説家の妻イーフェン。何の接点もなかった彼らだが、シューアンがかけた一本のいたずら電話が奇妙な連鎖反応をもたらし、やがて悪夢のような悲劇が起こる…。
結婚の破綻、少年少女の犯罪、不正行為、暴力の衝動。人々が日常のなかに隠していた狂気と孤独を描き出す本作は、エドワード・ヤンの作品のなかでも謎の多いストーリーと精緻な構成がファンを魅了してきた作品。日本では1996年から19年ぶりの劇場公開となる幻の傑作が、いまデジタルリマスター版でよみがえる。
監督 | エドワード・ヤン |
出演 | コラ・ミャオ/リー・リーチュン/チン・シーチェ/クー・パオミン/ワン・アン/ホアン・チアチン |
作品データ | 1986年/香港・台湾/109分 |
配給 | フルモテルモ×コピアポア・フィルム |
備考 |
台湾の若手監督たちが、1960~80年代を背景に子ども時代から青年期までの4つの物語(小学生、中学生、大学生、社会人)を監督した、台湾の映画会社「中央電影公司」製作によるオムニバス映画。
「中学生」編となるエドワード・ヤンの「指望」は、60年代台湾を舞台に、母と姉と暮らす女子中学生シェオフェンの淡い初恋と大人へのめざめを描く。劇中ではビートルズの楽曲が流れ、またテレビに映るヴェトナム戦争のニュースがどこか暗い影を落としている。本作はヤンの監督デビュー作であり、唯一の短編作品である。
監督 | 第1話「小龍頭」タオ・ドゥツェン監督 第2話「指望」エドワード・ヤン監督 第3話「跳蛙」クー・イチェン監督 第4話「報上名来」チャン・イー監督 |
作品データ | 1982年/台湾/106分 |
上映期間 | 5/9(土)~5/29(金) |
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上映時間 | 21:00 |
当日料金 | 一般:1,500円/大・高:1,300円/中・小・シニア:1,000円 |
備考 | 【リピーター割】「恐怖分子」、「光陰的故事」の整理券の半券(当館の半券のみ有効)で2本目¥1,200 |