『イマジナリーライン』
映画監督である文子は、母親の遺灰を納骨できないまま日々を過ごしていた。ある
日、文子は友人である夢の提案をきっかけに、遺灰を海に散骨することを決意する。
そうして亡き母の故郷、鎌倉へと出向いた二人だったが、突如夢が警官に捕えられ、
入管へと収容されることに。
その後、夢の母親が難民であり、夢自身日本で生まれ育ったにも関わらず在留資格
を持たないと知った文子は、彼女を収容所から助け出そうと奮闘する。そんな折、
夢の妊娠が発覚し、収容所から出られる可能性が浮上するが、ある夜夢は流産をし
てしまい、一筋の希望は失われてしまう。
翌年になっても未だ収容状態が続く夢に、ついに国外への強制送還が命じられ、そ
れを受けた彼女は自殺をしてしまう。親友を失い、絶望の淵に立たされた文子だっ
たが、ふと夢との鎌倉旅行を収めたビデオを発見する。夢と過ごした日々を思い出
した文子は、映画を作ることで社会に問題提起をしようと決意する。
監督 |
坂本 憲翔 |
出演 | 中島 侑香 LEIYA 丹野 武蔵 早織 松山 テサ |
作品データ | 2024年/90min/カラー/デジタル |
『stand』
家出をした少年の元に一台のキッチンカーがやって来る。不思議なりんご飴を
販売する無愛想な店員。歳も境遇も違う2 人が出会い、関係性が変わっていく。
監督 | 塩谷 留唯 |
出演 | 中澤 龍( 少年) 徳とく 次郎( 店員) |
作品データ | 2024年/13min/カラー/デジタル |
『お笑えない芸人』
売れない芸人だった佐原は、とあることがきっかけで芸人を辞めざるを得なく
なる。そんな佐原の前に突然現れた『芸人として爆発的に売れた理想の自分』。
理想の自分は、芸人として売れる方法を教えてくれるというが…。
_ _ 頭の中に“理想の自分”がいる人へ。
監督 | 西田 祐香 |
出演 | 吉野 真生(佐原 一太郎/ サハラ イチタロウ) 村山 暁(瀬戸口 順二) 北野 七海(村井 凉葉) 松原 康成[5 月のアザラシ](消毒液 加藤) ケースケ[5 月のアザラシ](消毒液 まっさー) 原田 かのん(津岡) 古結 享太朗(孝介) |
作品データ | 2025年/76min/カラー/デジタル |
『シャオシェンの物語』
舞台はチベット。退屈な日々を送るシャオシェンは、警察官の父が机にしまっ
た事件の捜査資料から、ある少女の日記を見つける。過去の記録と想像が交錯
する中、シャオシェンは真実を探るが、その現実はより荒唐無稽で、少女の
純粋さはシャオシェンの心に永遠に刻まれる。
監督 | 格桑 梅朶 |
出演 | 德 央吉 麥朶 拉珍 澤仁 耐美 扎西 鄧珠 陳 宗康 澤仁 央忠 格桑 曲珍 |
作品データ | 2025年/20min/カラー/デジタル |
『或る夏』
過去の失恋を引きずる男、中村。一人で飲み歩いていると見知らぬ若い女、リカと
アミに絡まれる。「おっさん、アミのこと変な目で見ないでよ」と中村の腹に強烈
なパンチを喰らわせるリカ。「なんでこんな羽目に…」中村は地面にうずくまる。
そこへ通りすがりの女性が助けに入るのだが…。
監督 | WU PIANXIAN |
出演 | 生田 有我 筒井 結愛 上山 史華 川端 杏 夏沢 リカ 岩崎 怜大 加藤 碧人 浅野 真弥 江川 晴香 竹内 智咲 |
作品データ | 2025年/20min/カラー/デジタル |
『救火阿三』
中国浙江省のボランティア消防士・阮炳炎(ゲンビンエン)。鶏や牛を飼育す
る普通の農民でありながら、40 年以上にわたり消防設備や火災活動に私費を
投じ、村の火災から多くの命と財産を守り続けてきた。三男であることから
「阿三(アサン)」と呼ばれ親しまれている。幼少期の火災経験と、7 代にわ
たる消防活動を続けてきた責任感を原動力にする一方で、彼は不満を抱く家
族との対立や後継者不在といった問題に直面する。共同体を必死に守ろうと
する彼の日常を通し、現代社会に問いかけるものとは何か。
監督 | 阮 苓奕 |
出演 | 阮 炳炎 陳 菊花 阮 立生 阮 立仁 |
作品データ | 2024年/41min/カラー/デジタル |
『氷河期飛来』
過去にトラウマを持っている記者 清塚エイジと後輩の神倉リンコは記事のネタ
を探すいつもと変わらない日常を過ごしている。
そんな中二人の目の前に巨大不明生物『レイキューラ』が飛来。
自衛隊の戦車部隊の一斉砲撃を受けるがレイキューラの冷凍ガスで戦車やビル
群は凍結されてしまう。
エイジとリンコはレイキューラの弱点を探っていくことになり、完全に手詰まり
だった自衛隊の井出と協力することになりレイキューラを撃退する作戦を立て、
レイキューラの再飛来に対し知恵を出し合い立てた作戦で戦いに挑んでいく。
監督 | 福岡 陽輔 |
出演 | 斎藤 寛大(清塚 エイジ) 但木 奈生(神倉 リンコ) 林 祐貴(井出 祐輔) 佐川 彗(立石 ひかり) 沢畑 壱春(部下A) 石嶋 大将(部下B) 永島 有彩(七瀬 彩花) |
作品データ | 2025年/35min/カラー/デジタル |
『#軍手落とし』
幼いころに親を亡くし、養護施設で育った18 歳の高校生、ハジメ。
卒業後の生活費を稼ぐため、友人のカメちゃんと共に夜勤バイトを始める。
しかし、そこで待っていたのは「闇バイト」だった―
監督 | 佐野 文哉 |
出演 | 木村 風太 鍬本 誠翔 あげは 南 朋子 吉岡 諒 清水 咲桜 松山 聖矢 みーさん 葉山 博喜 |
作品データ | 2025年/42min/カラー/デジタル |
『bye bye bye』
兆の同棲していた彼女の瑞季が海外旅行にいったきり、帰ってこなくなる。
そして兆は瑞季を待つ日々に瑞季の幻影が見える様になる。そんな中、高校
以来の友人、優斗と出会う。優斗と過ごしていく中で兆は瑞季以外の生きる
意味を見つけようとする意識が芽生え始める。
監督 | 中村 彰太郎 |
出演 | 内海 陸人( 山本 兆) 咲貴 ( 谷口 瑞季) |
作品データ | 2024/27min/カラー/デジタル |
『残像』
人類が滅亡した世界。入谷は、共に旅をしていた友、岡尾を失う。岡尾の死か
ら1 ヶ月後、入谷は誰もいない廃校で、ただひとりサバイバル生活を続けている。
誰からも承認されることはない。ある日の夜、入谷はグラウンドで岡尾の呼び
声を聞き、振り返ると一瞬、岡尾らしき姿を見る。
翌日、死んだはずの友人を見た入谷は、誰にも証明できない自分の「生」につ
いて迷い始める。入谷はその悩みを整理するため、岡尾の部屋に入る。そこに
は岡尾の形跡が残されている。そしてその夜、入谷は再び「おーい」と呼ぶ声
を聞く。
声を追って夜の森へ入る入谷。暗闇の中、ついに岡尾の亡霊に対面する。入谷は 、
遺骸の目を閉じるように、亡霊の瞼をそっと閉じる。
次の朝、入谷は岡尾の死を受け入れ、「生」への迷いを打ち払い、一人でまた
旅に出る。
監督 | 大平 和実 |
出演 | 白川部 創真 木村 太之輔 |
作品データ | 2024年/19min/カラー/デジタル |
上映期間 | 3/9(日)~3/14(金) |
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上映時間 | 11:00/13:10/15:20/17:30 |
当日料金 | 入場無料 |
備考 | 3/9(日) 10:30より整理券配布開始 詳細は日本大学芸術学部映画学科(S.T.E.P. 上映会係)T E L : 03-5995-8220 |