東京ドキュメンタリー映画祭2023

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上映スケジュール

【上映中止のお詫びとお知らせ】

12月10日(日)と12月18日(月)に予定しておりました、「生活と環境」(長編+短編プログラム)の『ドライブ・マイ・ソーラーキッチンカー』の上映は諸般の事情により上映を中止する運びとなりました。尚、同プログラムの『大崎から』は予定通り上映致します。

楽しみにしてくださった皆様に、深くお詫び申し上げます。

                            東京ドキュメンタリー映画祭事務局

※劇場からのご対応としまして、該当プログラムを既にご購入(予約済み含む)のお客様につきましては、返金のご対応も可能です。

 

長編部門コンペティション

『香港時代革命』

2019年、香港では自由と民主化を求める大規模な抗議デモが勃発。警察の暴力に抵抗するデモ隊を、市民や学生の立場で支持し、撮影する人々がいた。しかし破壊行為への反感から政府支持の市民も現れ、デモは行き詰まる。分断の進む中、もがきながら記録を続けるトラック運転手や学生記者に密着し、激動の香港に生きる人々の姿を見つめる。

 

監督:佐藤充則/平野愛

作品データ:日本/2022年/117分

 

 

『KAKERU カケル ~舞台の裏の物語~』

ドイツ人のクラウス・フランケは、ドイツと沖縄の文化の懸け橋となるため、ライン川を巡る音楽・演劇台本を書き、資金調達に奔走したが未だ返事すら来ない。助成がもらえるのかもらえないかは公演の直前まで分からない。
けれども練習を進めていかなければ何もできていないのに本番を迎えてしまう。
100名を超える出演者の士気を高めなければと焦る。役者や合唱団の練習場所へ、IDA衣装チームの学校へ、ブラスバンド練習場所へ、と慌ただしく活動するとき、いろんなハプニングや公演を妨げるような事ばかりが続く。
彼は精神的に限界まで追い込まれる中、試練をどのように乗り越えていくのか?
果たして無事に開催することはできたのか?

 

監督:ダニエル・ロペス

作品データ:日本/2021年/79分

 

 

『メデイアが伝えなかった復興物語 ~水産加工業10年の軌跡~』

東日本大震災で被害を受けた宮城、岩手の中小水産加工業5社の復興過程を、経営者の視点から長期にわたって記録した作品。この10年は、再建に向けた奮闘のなか、不漁、労働力不足など問題や、資材費の高騰、行政の助成の方針、またコロナ禍の影響等に振り回される日々でもあった。一筋縄ではいかない「復興」から見える、この国の未来とは?

 

監督:田中敦子

作品データ:日本/2011年~2023年/120分

 

 

『いっしょ家』

福井県越前市にあるデイサービス「いっしょ家」では、発達に特性のある子どもやお年寄り、障がいのある人などが集い、スタッフと共にひとつ屋根の下で過ごしている。それぞれが思い思いの時を過ごす「いっしょ家」の日常を観察的にとらえながらインタビューを交え、この“共生の空間”が入所者に果たすそれぞれの意味や想いに迫っていく。

 

監督:宮下浩平

作品データ:日本/2023年/99分

 

 

『見えるものと見えないもの ‐画家 大﨑真理子のみた風景‐』

2018年に23歳で夭折した画家・大﨑真理子。大学在学中に京都市長賞を受賞し、今後の活躍が期待されるなか、不慮の事故でこの世を去った。寡作ながら、確かなものを求めて手を動かし続けた彼女の足跡と創作姿勢を、生前の映像や関係者のインタビューを交えながらていねいに紐解き、一人の表現者の生きた証がスクリーン上に蘇る。

 

監督:筒井勝彦

作品データ:日本/2023年/69分

 

 

『奇妙な外国語、フランス語』

パリ第8大学の授業「フランス語講座」に監督のカメラが密着する。シリアやスーダン、アフガニスタンなど、自国で学業を続けることが困難な学生たちが、個性的な二人の教師に見守られ、複雑な言葉の理解のみならず、フランスで幸せに生きていくための心構えやユーモア、エスプリなどを学んでいく様子が生き生きと描かれる。

 

監督:ニシノ マドカ

作品データ:フランス/2023年/83分

 

 

『ロマンチック金銭感覚』

監督二人が出演し、自らの生活状況を交えながら、「お金」の価値やそれに伴う人のつながりへの考察を深めてゆく、フィクション混じりのユニークなドキュメンタリー。緑豊かな京都の里山で、作家ミヒャエル・エンデの提唱したエイジングマネー(自然に還るお金)を実践する人々の刺激的な言葉が、“価値の常識”に揺さぶりをかけてゆく。

 

監督:緑茶麻悠/佐伯龍蔵

作品データ:日本/2022年/120分

 

 

長編+短編部門コンペティション

南西諸島の基地問題

二つの映像レポートから、この国の民主主義を問う。

『ドキュメント石垣島 2023年3月陸自ミサイル基地開設の瞬間』

自衛隊基地の問題や、防衛施設の建設が進められようとする南西諸島の状況は、本土ではあまり報じられない。2023年3月の自衛隊基地の開設や迎撃ミサイル配備の記録。

 

監督:湯本雅典

作品データ:日本/2023年/20分

 

 

 

『島を守る chapter1 波紋』

米軍訓練施設の建設が予定される鹿児島県馬毛島に隣接する種子島での政府説明と住民運動の記録。

 

監督:川村 貴志

作品データ:日本/2022年/65分

 

 

 

 

生活と環境

日々の暮らしの記録から “エコ”とは何かを問う

『大崎から』

「ごみリサイクル日本一」で知られる鹿児島県大崎町の分別の実際に密着し、地方の抱える現状をあぶり出す。

 

監督:平田雄己/小池悠補

作品データ:日本/2023年/66分

 

 

 

 

自然との共生

人間と自然との、これからの関わり方のヒントを提示する2作品。

『命の再燃 房総の山にキョンは鳴く』

千葉県房総半島で大きな問題となっている害獣キョンの命と向き合い、行動する猟師たちを描いた。

 

監督:櫻井昂希

作品データ:日本/2023年/35分

 

『ミルクの中のイワナ』

 

知られざるイワナの世界と、固有種が失われつつある問題を、美しい映像と多角的なインタビューで掘り下げる。

 

監督:坂本麻人

作品データ:日本/2023年/66分

 

 

アイデンティティの揺らぎ

令和を生きる若者の“自分探し”が鮮やかに浮かび上がる。

『娘より、父へ』

著名な映像作家の父を亡くした19歳の監督が、父への思いと自分の決意を多彩なモノローグと映像で表現。

 

監督:龍村仁美

作品データ:日本/2023年/17分

 

『彼女の生き方 – Living and Being Alive』

大学4年生の従妹が、和歌山の梅農家をはじめ、日本各地を転々としながら “自分”を発見する過程に伴走。

 

監督:田中千里

作品データ:日本/2023年/70分

 

 

 

 

“まちの記録”をつむぐ

古きものを未来へと繋ぐ、温故知新の2作品。

『KUMU 日々を組む』

福岡県の商店街の一角で一度は手放した「活版印刷」を取り戻し、かつての職人技を今に伝える。

 

監督:児玉公広、田村さえ

作品データ:日本/2023年/23分

 

 

 

 

『まつもと日和』

60年代から80年代を中心に松本市で撮影された8mmフィルムを広く公募し、多世代の市民や学生、地元アーティストと協働し上映する様子を描いた地域映画。

 

監督:三好大輔

作品データ:日本/2023年/74分

 

 

 

 

短編部門コンペティション

戦争の「声なき声」

「戦争を語り継ぐこと」の現在地を知る3本。

『祖父の空襲体験〜戦争と平和を考える旅〜』

“海軍の街”佐世保の空襲で被災した祖父の話を起点に、現在の市民感情を掘り下げる。

 

監督:木村優里

作品データ:日本/2022年/20分

 

 

 

 

 

『星は見ている』

原爆死した息子に対する母の慟哭を、女優・紺野美沙子が朗読する。

 

監督:小川 典

作品データ:日本/2022年/38分

 

『広島の被爆樹木の声を聴く』

広島市内に今も点在する“被爆樹木”の面倒をみる樹木医を追った。

 

監督:山本和宏

作品データ:日本/2023年/49分

 

 

障害と共にある暮らし

誰もが共生できる社会のありかた、その状況を問う3作品。

『田舎娘』

精神に病を抱えながら、馬を飼うことが生きがいのイギリス人女性を描く。

 

監督:エレン・イバンス

作品データ:イギリス/2022年/15分

 

 

 

 

 

『いつもの帰り道で 安永健太さんの死が問いかけるもの』

15年前、知的障がい者の男性が警察に取り押さえられて亡くなったことの意味を問う。

 

監督:今井友樹

作品データ:日本/2022年/30分

 

『ダブル・ロール』

母となったデフカーリング選手の決意と家族の支えを描く。

 

監督:川西薫

作品データ:日本/2022年/43分

 

 

 

 

 

現代の家

人間の生活を繋げる「家」とは何を示しているのだろうか。「家」「家族」「家庭」にまつわる3作品。

『家は生きていく』

東日本大震災で被災した石巻の家に宿る記憶を辿る。

 

監督:松井至

作品データ:日本/2023年/15分

 

 

 

 

 

『家族の間取り』

シェアハウスで共同生活を営む少年と彼を見守る同居人たちの目線。

 

監督:ジョイス・ラム

作品データ:日本/2023年/21分

 

 

 

 

 

『繁殖する庭』

「家庭」を築く制度を、建築基準法や同性婚、家族制度の目線で検証する。

 

監督:繁殖する庭プロジェクト (小宮りさ麻吏奈+鈴木千尋)

作品データ:日本/2023年/59分

 

 

エスニシティを超えて

歴史や社会を越境し、躍動するアジアの監督たち。

『瞬間移動』

パンデミックの時代、日韓の女性4人がアバターで連帯し、ジェンダーの問題などを語り合う。

 

監督:ナム・アルム、丹沢千文、苗加奈那、クォン・オヨン

作品データ:日本・韓国/2022年/22分

 

 

 

 

 

『岸を離れた船』

台湾の港町・基隆で息づく在台コリアンの女性を描く。

 

監督:黄威勝 、許鴻財

作品データ:台湾/2022年/30分

 

『アンラックの家』

サンノゼのベトナム人街の家に置かれた固定カメラが、アメリカ社会を照射する。

 

監督:山崎春蘭

作品データ:日本/2023年/45分

 

 

 

 

 

カメラがたどる記憶

変わるものも、変わらぬものもある時の流れと、そこに在ったかつての「自分」をみつめた2本。

『カミングアウトジャーニー』

かつて世話になった人々に、自らの「これまで」と「本当の私」をカミングアウトする男性の旅に密着した。

 

監督:山後勝英

作品データ:日本/2022年/52分

 

 

『肩を寄せあって』

奈良県斑鳩で20年間、共に暮らした人々との交流を、僧侶でもある監督がみつめた。

 

監督:横田丈実

作品データ:日本/2023年/52分

 

 

 

 

 

音とリズム

三者三様の心地よい音とリズムが、スクリーンの上で跳躍する。

『産業革命史』

技能五輪全国大会に出場する技術者たちの見事な腕さばきを捉えた。

 

監督:岩田隼之介

作品データ:日本/2022年/11分

 

 

 

 

 

『音と形 -Sound and Structure-』

大阪万博から半世紀を経て、ある大学で蘇ったバシェの音響彫刻の再演。

 

監督:柴田誠

作品データ:日本/2023年/52分

 

 

 

 

『オール・ザ・グレース』

パンクバンドと売れっ子ピアニストをそれぞれに追う。

 

監督:ジュリアン・ビアバン・レヴィ

作品データ:フランス/2023年/53分

 

 

 

 

 

人類学部門コンペティション

人類学・民俗映像1

ロシアの少数民族チュクチを、異なるアプローチから描いた2作品。

『ピブロクト』

海獣の狩猟を生業とし、自然との共生や食を通した彼らの生と死の循環を、シャーマンの儀礼音楽をバックに強い画でみせる。

 

監督:アナスタシア・シュビーナ/ティモフェイ・グリニン

作品データ:ロシア・アメリカ/2023年/38分

 

『ディタッチド』

ツンドラの伝統的生活を離れることによるアイデンティティの喪失や高自殺率の問題を、ある男とその家族の劇的なシーンで描き出す。

 

監督:ウラジーミル・クリボフ

作品データ:ロシア/2022年/64分

 

 

人類学・民俗映像2

アフリカとオセアニアの精神世界に迫る2作品。

『ナマラリ』

伝統的な洞窟壁画で知られる西オーストラリアのアーティスト、ドニー・ウーラグッジャの活動を20年にわたって記録する。

 

監督:ティム・ママリー

作品データ:オーストラリア/2021年/52分

 

 

 

 

『ケノウ村の祭祀』

精霊と少女の結婚や、霊が宿る人形と婚姻関係を結ぶ男性、災厄を避ける祈りなどを描く。ベナンの精霊ヴォドゥンに対する人々の祈りと生活を記録した。

 

監督:ニーク・ニコラス

作品データ:オランダ/2023年/67分

 

 

人類学・民俗映像3

『神霊の召喚』

中国東北部で撮影された、満州族のシャーマンによる憑依儀礼。霊的体質の女性に向かって、霊的存在が何者かを探りながら何時間も対峙するシャーマンの儀式は圧巻。シャーマンの歌う神歌の旋律や歌詞から、この土地の民間信仰の力強さを実感できる。儀礼の始まりから終わりまでを記録した驚嘆の2時間半。

 

監督:チョン・ウー

作品データ:中国/2022年/148分

 

 

 

 

人類学・民俗映像4

『マーゴット』

ポルトガルの民族音楽学者マーゴット・ディアスがモザンビークで行ったフィールドワークの資料を元に、監督が現地を再訪。残された資料からマーゴットの経験を再構成し追想することで、過去・現在・未来を繋ぐ映像人類学の価値や意義が示唆される。監督、マーゴット、モザンビークの人々の、視線や思いが重なり合う1作。

 

監督:カタリーナ・アウヴェス・コスタ

作品データ:ポルトガル/2022年/72分

 

 

 

 

人類学・民俗映像5

人間の生み出した文化の「継承」をテーマにした3作品。

『ラメトッコㇿ ヤン』

「アイヌ語」の伝承活動に取り組む和人・関根健司の半生を紹介する。

 

監督:山田裕一郎

作品データ:日本/2019年/10分

 

 

 

 

『ハッピー・アイヌ』

彼とアイヌの妻の間に生まれた娘・摩耶のアイデンティティと葛藤を描く。

 

監督:山田裕一郎

作品データ:日本/2020年/10分

 

 

 

 

『フィシスの波文』

太古から現代までに生まれた「文様」の多様な世界を追う。

 

監督:茂木綾子

作品データ:日本/2023年/85分

 

人類学・民俗映像6

各地の特色ある仏教民俗を捉えた2作品。

『さきわう家』

愛知県の四十九日の弔いの習俗に親密な距離からカメラを向け、ささやかだが重要な瞬間を逃すことなく切り取った。

 

監督:加藤優季

作品データ:日本/2023年/26分

 

 

 

 

『あさがお灯籠』

時代の流れのなかに消えつつある盆習俗を、広島市内の寺を実家とする監督が同郷人ならではの視点で30年かけて記録した。

 

監督:青原さとし

作品データ:日本/2021年/70分

 

 

 

 

特別上映プログラム

舞踏の世界

『後背・地』

2021年にも上映されたダンスユニットが、地中海のマルタ島を舞台に踊る。

 

監督:ヘイケ・セルザー&アナ・ベーア

作品データ:マルタ/2023年/5分

 

 

 

 

 

 

『鳩の沐浴 Ablutions』

舞踏を記録した映画の小特集。万城目純による《PERFORMATIVE LYFE》シリーズの最新作。

 

監督:万城目 純

作品データ:日本/2023年/19分

 

 

 

 

 

『てんかん症のオペラ舞踏』

2006年の「大野一雄100歳の日」の様子や、その前年のジョナス・メカスとヴィルジニ−・マルシャンの日本の旅を描いた。

 

監督:ヴィルジニ−・マルシャン

作品データ:アメリカ/2023年/49分

 

 

 

 

人類学・民俗映像部門特別上映作品 追悼 岩崎雅典 海人と山人の民俗

「福島 生きものの記録」シリーズで知られ、2021年に逝去した岩崎雅典監督。日本の南北の民俗文化を捉えた初期2作品を追悼小特集として上映する。

※上映素材に由来するノイズが見られますが貴重作品のため何卒ご了承ください。

 

『最後の丸木舟 吐噶喇列島中之島の記録』

トカラ列島の中之島で、20年ぶりの丸木舟づくりを追った。

 

監督:岩崎雅典

作品データ:日本/1977年/55分

 

『又鬼』

秋田県の山深く、マタギたちのクマ狩りと山人の精神を描いた。

 

監督:岩崎雅典

作品データ:日本/1982年/53分

 

 

 

 

 

 

東京プレミア上映

『ファニーズ』

1990年代の沖縄で絶大な人気を誇った漫才コンビ「ファニーズ」のツッコミ担当・山城達樹は、自らプロダクションを設立、戦後脈々と受け継がれてきた沖縄のお笑いを組織化し人々に届けようとしていたが、人気絶頂の26歳の時に急逝する。またたく間に駆け抜けた彼の人生が遺したお笑いの精神を、実弟の山城智二が巡るセルフドキュメンタリー。

 

監督:山城智二

作品データ:日本/2023年/98分

 

 

 

クロージング上映

『りりィ 私は泣いています』

2016年に64歳で惜しくも亡くなった女優・シンガーソングライターのりりィ。彼女が晩年に精力を注いでいた「りりィ+洋士」のライブを観て惚れ込んだカメラマンの髙間賢治が、自費でその活動を撮影し続けた。今なお輝きを放つ歌声を記録したライブ映像に、親友・研ナオコら関係者の証言を加えた髙間の初監督作品を、特別に上映。

 

監督:髙間賢治

作品データ:日本/2023年/108分

 

 

 

特集上映

『アフター・ミー・トゥー』

2017年、韓国でも大きく盛り上がった「#Me Too」運動のその後を、世代の異なる4人の女性監督が集まって制作されたオムニバス・ドキュメンタリー。学校やアートの現場で参加した人たちのその後や、運動から取りこぼされた中年女性、加害・被害の区分けが難しいグレーゾーンをテーマにした作品など、「#Me Too」の先にある課題を問いかける。

 

監督:パク・ソヒョン/イ・ソミ/カン・ユ・ガラム/ソラム

作品データ:韓国/2021年/108分

 

12/9(土)16:40~トークセッション

 

「より安心・安全に参加できる映画の現場を目指して」(60-90分)

本年8月に前プログラムディレクターが辞任した問題を受け、本映画祭では、誰もが安全に、安心して参加できる映画の現場(映画祭を含む)のあり方を考えるトークセッションの機会を設けました。いま、ドキュメンタリーを含む映画の現場では、時代や制作環境の変化に対応した“他者への尊厳”への感覚をアップデートし、広く共有することが求められています。性暴力やハラスメントなど、近年、映画界で起きている問題を構造的な観点から捉え、実際のドキュメンタリー映画や、現場を預かる運営者の実例を踏まえながら、ハラスメントのない、互いの尊厳を尊重できる映画界にするためのポイントを具体的に考えます。

*映画祭プログラムチケットの半券、前売り券をお持ちの方は、無料で入場できます。

 開場時間は16:30〜16:40予定です。シアターの入り口の映画祭スタッフにご提示ください。

*オンラインでご購入された方はQRコード又は購入時の画面をご提示ください。

 

登壇者(順不同) 

睡蓮みどり(俳優・文筆家)

西山ももこ(インティマシーコーディネーター)

我妻和樹 (ドキュメンタリー映画監督)

佐藤寛朗 (東京ドキュメンタリー映画祭プログラマー)

 

 

上映期間 12/9(土)~12/22(金)
上映時間 作品案内参照
当日料金 一般:1,500円/大学・高校・シニア:1,200円/障がい者:1,000円
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