東京ドキュメンタリー映画祭2024

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上映スケジュール

 

長編部門コンペティション

『北鵜島』

佐渡島の北端に位置する北鵜島。その風土と人々に魅られたウェールズ出身の監督は、10年にわたって同地で撮影を続ける。受け継がれてきた神事等の風習や山海の恵み、島民の人柄に触れる中、監督は自身を見つめ直し、故郷の思い出や海洋学者であった父に思いを馳せる。さまざまな記憶が重なり、人間賛歌が紡がれる。

 

監督:ジョン・ウィリアムズ/岩崎祐

作品データ:2024年/86分/日本

 

 

『共和国』

北京の片隅にある「共和国」と呼ばれる小さな部屋で、様々な若者が酒を飲み、音楽を鳴らし、理想を語り合う。監督は主であるヤンと共に居座り、彼らにカメラを向け続ける。共産主義を信奉する一方で、ヒッピーのようなその日暮らしを謳歌する若者たちの姿が、「富国」と「強国」の幻想から解き放たれた自由な存在として軽やかに映る。

 

監督:ジン・ジャン(晋江)

作品データ:2023年/106分/中国・シンガポール

 

 

『君は君でいい』

茨城県にある私塾「轍学舎」。元教員の柳田尚久塾長のもとには、不登校の中学生たちが彼を慕ってやってくる。中学校には行けないが、この先どう進学するのか、将来何になりたいか…。理由はさまざま、一人一人の尽きない悩みに粘り強く対峙する塾長の奮闘と、子どもたちとの心の交流を、ダイレクトシネマ的な手法で描く。

 

監督:大場文夫

作品データ:2024年/80分/日本

 

 

『今のほうが その続き』

 

©ちょもらんま企画

大阪・吹田市にある元学生寮で、30年にわたり子どもたちに英会話やミュージカルを教えてきた女性。だが建物は老朽化し、趣味で買った機織り機が埋もれていた。そこにかつての教え子たちが集い、まちづくりの拠点として再生を試みる。やがて、現れたうどん屋の青年が機織りに興味を持ち…。人と人、人と街、紡がれる思いの物語。

 

監督:今井いおり

作品データ:2024年/92分/日本

 

 

 

『OKAは手ぶらでやってくる』

東南アジアで「ひとりNGO」として活動し、2022年にこの世を去った、栗本英世。彼は人身売買や地雷の危険にさらされた人々の支援や、子どもの教育のために奔走した。いつも手ぶらで現れる彼は、いつのまにか「OKA(カンボジア語で「チャンス」)」と呼ばれるようになった。何が彼をそこまで駆り立てたのか。彼が残したものとは。

 

監督:牧田敬祐

作品データ:2024年/90分/日本

 

 

『俳優病』

『DieAter』シリーズの藤本監督の最新作は、30年以上のキャリアを持つ俳優・谷本進のひとり芝居に密着。近年は体調を崩し、表舞台から姿を消していた彼は、なぜ7 年ぶりに俳優への本格復帰を志したのか。迫真の稽古を近い距離で捉えたカメラが、鬼気迫る表情の奥にある、谷本の人生の虚実の被膜をあぶり出す。

 

監督:藤本純矢

作品データ:2024年/87分/日本

 

 

『洗頭記』

中国人の監督が、幼い息子と自身の関係をカメラに映す。父として溺愛するが、息子は母への愛着を強め、世話を焼けば焼くほど空回り。コロナ禍のロックダウン中、父は洗髪嫌いな息子の髪を洗い関係を再構築しようと思いつくが…。ささやかだが一瞬で過ぎゆく日常をユーモラスに描き、笑い泣きながら親子の成長が見えてくる1 本。

 

監督:カン・シーウェイ(康世偉)

作品データ:2024年/81分/中国

 

 

『わたしを演じる私たち』

2021年に横浜で始まった、精神疾患を持つ人たちが実体験を盛り込んだ演劇に挑む「OUTBACKアクターズスクール」にカメラが密着。メンバーの個性は、そのまま劇中のキャラクターとなり、それぞれの人生が物語に紡がれる。おのおのが抱える困難が、舞台というフィクショナルな空間に
反映され、むき出しのリアルな生が、演技を通して現れる。

 

監督:飯田基晴

作品データ:2024年/89分/日本

 

 

 

 

 

長編・短編部門コンペティション

【日本での出会い】

日本での出会いを機に変化する海外監督の心もようをとらえた2 本。

 

『能登の花』

能登の美しさに魅了されたイタリア人写真家が震災に心を痛め、現地を再訪しボランティアで料理を振る舞う。

 

監督:トマゾ・バルベッタ/トマゾ・ネグリ

作品データ:2024年/30分/日本

 

 

 

 

『ジャスト・ア・ライド』

プロのキャリアを断たれたスノーボーダーが、福島で新たな友と出会い、冒険を共にしながら「滑る喜び」を取り戻す。

 

監督:マッティ・キンヌネン/イイサッキ・ケンニラ

作品データ:2014-24年/63分/フィンランド・日本

 

 

 

【沖縄 交錯する土地】

歴史が交錯する沖縄が舞台の2本。

 

『あなたが私のパパですか?』

父を知らず育った監督が、30代で初めて米軍属だった父と会い、心の揺れを描く。

 

監督:太田あきの

作品データ:2023年/32分/日本

 

 

 

 

 

『みえないことば 沖縄』

夫の出身地・沖縄に移住したポーランド人女性の奮闘や苦労を追いかけながら、文化・芸能を守り伝える人々をとおし、島々で異なるウチナーグチの世界を映し出した。

 

監督:シュー・イーニン(徐一宁)

作品データ:2024年/70分/日本

 

 

 

 

短編部門コンペティション

【ワールドワイド・NOW】

世界中で声をあげる人々の姿が浮かび上がる5作。

 

『ガザよ、もし我汝を忘れなば』

カメラの前で佇むガザの少女と詩の一片。

 

監督:ヴァンサン・ギルベール

作品データ:2024年/3分/日本

 

 

 

 

 

『カディジャへの手紙』

シエラレオネの伝統儀式「女性器切除」の変容。

 

監督:伊藤詩織

作品データ:2024年/11分/シエラレオネ

 

 

 

 

 

『横断旅行』

キューバのトランスセクシュアルが抱える苦悩と現実。

 

監督:アナ・グラジエーラ・アギアル

作品データ:2024年/22分ブラジル、キューバ

 

 

 

 

 

『流れゆく 遠い道』

「関東大震災時韓国・朝鮮人殉難者追悼之碑」の傍で生き、日本の歴史に抗う在日女性。

 

監督:チェ・イェリン(崔藝隣)

作品データ:2023年/27分/日本・韓国

 

 

 

 

 

『ソニョ・ピラタ 海賊の夢』

リオデジャネイロ郊外の違法な「海賊バス」と乗客の人生。

 

監督:ステファノ・モローニ

作品データ:2024年/28分/ブラジル

 

 

 

 

 

 

【命をみつめる】

目の前の命に、優しくも力強く対峙した3作。

 

『郵便局写真館 The Last Photo』

“シニア女子”たちが郵便局を訪ね、最高の写真を遺す企画を見つめた。

 

監督:栂坂和音

作品データ:2022年/22分/日本

 

 

 

 

 

『今日は、認知症』

大学生の監督が、認知症が進行する自身の祖母と「ちょっと変わった」介護を続ける家族にカメラを向けた。

 

監督:椋木りあん

作品データ:2024年/20分/日本

 

 

 

 

 

『おもかげ復元師 ~続いていくいのちの側で~』

東日本大震災で300 人以上の遺体を復元した女性を追う。

 

監督:水元泰嗣

作品データ:2024年/51分/日本

 

 

 

 

 

 

【家と故郷】

安らぎの場所にも重圧にもなり得る家や故郷を考察する3本。

 

『家』

家族の愛や抑圧を、母や祖母の言動やホームビデオで表現した。

 

監督:池端規恵子

作品データ:2024年/14分/日本

 

 

 

 

 

『うどを植える』

壊される運命にある実家の記録を、父の記憶や写真と併せ試みる。

 

監督:阿部修一郎

作品データ:2024年/33分/日本

 

 

 

 

 

『広島生まれ』

3歳まで広島で育った中国人監督の父親が慕う居酒屋一家の歴史から、故郷のイメージを掴んでゆく。

 

監督:サイ・ナミ(柴波)

作品データ:2021年/60分/日本

 

 

 

 

 

 

【“先の戦争”の現在地】

戦後79年、当事者が次々と亡くなるなか、太平洋戦争は今どう記録されるのか。四者四様の記録。

 

『23通のありふれたラブレター』

戦死した祖父が祖母に寄せた強烈なラブレター。

 

監督:仲村淳

作品データ:2023年/13分/日本

 

 

 

 

 

 

『志郎康さんの印象』

一昨年逝去した詩人・鈴木志郎康が故郷・亀戸で遺した言葉。

 

監督:小沢和史

作品データ:2024年/18分/日本

 

 

 

 

 

『沖縄 戦没者遺骨収容 旧海軍司令部壕』

物語らぬ遺骨の収集に集う人々から浮かび上がる沖縄戦。

 

監督:宮ゆふき

作品データ:2024年/18分/日本

 

 

 

 

 

『あしたよなあー不時着した特攻隊員ー』

鹿児島の離島、黒島に伝わる特攻兵の記憶を継承する若者たち。

 

監督:田畑美徳

作品データ:2023年/38分/日本

 

 

 

 

 

 

【当世大学事情】

世界の揺れ動きの中で若者たちは何を思うのか。

 

『私は、私と、私が、私を、』

自身の整形体験をもとに、日常で感じる違和感をアニメーションとして象徴的に表現する。

 

監督:伊藤里菜

作品データ:2024年/7分/日本

 

 

 

 

 

『インレボリューションと学歴社会』

学歴を得るために日本留学を決めた、中国男性の思いに肉薄する。

 

監督:ト・コクゴウ(戸国豪)

作品データ:2022-24年/39分/日本・中国

 

 

 

 

 

『さよなら大学~コロナ禍の学生たち~』

“フルコロナ世代” の学生たちの4年間を総括する。

 

監督:斉藤潤一

作品データ:2024年/60分/日本

 

 

 

 

 

 

【忘却に抗う】

報道では捨象されがちな被災地の現在や、記憶の変容に対し彼らの声が問うものとは?

 

『ブタデスの娘』

ロトスコープアニメーションによって描く“あの日々”の記憶。

 

監督:岩崎宏俊

作品データ:2024年/8分/日本

 

 

 

 

 

『火の島』

故郷を離れる人が続出する一方で移住者が現れる福島県浪江町の今。

 

監督:中野美子

作品データ:2024年/22分/日本

 

 

 

 

 

『あるけあるけ 浪江町、未来への歩み』

かつて大津波が襲った北海道奥尻島で進む限界集落化。

 

監督:会津万葉子/鈴木倫子/新村健一

作品データ:2024年/30分/日本

 

 

 

 

 

『誰か記者はいないのか? 烏賀陽がいる』

「メルトダウンは防げた」と、福島原発事故の検証を続ける記者。

 

監督:秋山浩之

作品データ:2024年/36分/日本

 

 

 

 

 

 

【継承と革新】

“日本のこころ” がうかがえる2 本。

 

『いのちの被膜』

京都の帯屋・山口源兵衛氏が、蒐集する織物の子供服に込められたメッセージを紐解く。

 

監督:松井至

作品データ:2023年/15分/日本

 

 

 

 

 

『浮草』

フランス人の監督が、大衆演劇の女形スター橘大五郎の一座に密着し、若くして一座の長を預かる彼の覚悟や、寝食を共にしながら舞台に生きる役者たちの素顔をみつめた。

 

監督:モハメド・ガネム

作品データ:2024年/59分/フランス

 

 

 

 

 

 

人類学・民俗部門コンペティション

【アフリカ/東京】

日本とアフリカの距離が縮まる2作品。

 

『グナワとの遭遇』

北アフリカ・モロッコの、精霊と繋がりトランス状態を作り出す伝統的な音楽儀式「グナワ」に日本人が参加し、憑依の様子を記録した。

 

監督=栗村実

2023年/40分/日本・モロッコ

 

 

 

 

 

『つながりを生きる 東京のエチオピア移民』

東京・葛飾区や墨田区のエチオピア人コミュニティを取材し、エチオピア人同士や地域住民との交流を描いた。

 

監督:川瀬慈

作品データ:2024年/48分/日本

 

 

 

 

 

【ロシア北方民族の今】

ロシア少数民族の現状と、自然と共に生きる生活を知る2本。

 

『アンバ』

ナナイ族の老漁師がライフヒストリーや大規模漁業により生活の糧である魚が減っている現状を語る。

 

監督:ヴァレーリー・パブロービッチ・ウスコフ

作品データ:2023年/18分/ロシア

 

 

 

 

 

『ターニャの夏と冬』

人里離れた自然の中で暮らすハンティ族のターニャが夏と冬にのみ寄宿舎から帰ってくる子供たちに様々な猟や自然の知恵を教える。

 

監督:アレクサンドル・アヴィロフ

作品データ:2023年/81分/ロシア

 

 

 

 

 

 

【マダガスカル:暮らしの知恵】

厳しい自然に対応したマダガスカルの生活技術を紹介する2作品。

 

『マハンピー いのちの素材』

葦の葉を採取し、繊維を織り込んでマットを作り上げてゆく過程を記録

 

監督:サラ・エミリー・ブラウン

作品データ:2021年/19分/イギリス

 

 

 

 

 

『マモディ 最後のバオバブ掘り』

バオバブの巨木の内部をくり抜いて貯水タンクを作り、過酷な乾季の生活用水を確保する様を描く。

 

監督:シリル・コルニュ

作品データ:2022年/50分/フランス

 

 

 

 

 

 

 

【インド悲喜こもごも】

パワーあふれるインド社会の機微を描く2作品。

 

『タイガー・ダンス』

バンガロール近郊で行われる華やかで躍動感あふれるタイガー・ダンスのパフォーマンスを紹介する。

 

監督:プラヴィーン・K・シェッティ/ニテシュ・アンチャン

作品データ:2023年/36分/インド

 

 

 

 

 

『インディアン・ラブストーリー』

ある青年が結婚に至るまでに経験した困難を通じて、規範やカースト制の強固さをうかがわせる。

 

監督:ディペシュ・カレル、フローデ・ストラース

作品データ:2023年/60分/ネパール、ノルウェー、日本

 

 

 

 

 

 

【民俗芸能:伝承へのおもい】

コロナ禍で大きな影響を受けた民俗芸能の担い手の思いを描く2作品。

 

『若獅子とハレの日』

大阪・河内長野に伝わる「日野獅子舞」の4年の中断後の復活を取材した。

 

監督:玉置裕哉

作品データ:2024年/23分/日本

 

 

 

 

 

『音、鳴りやまぬ。』

東京・池袋周辺で行われる「まとい」「お囃子」「獅子舞」に携わる人たちが、パンデミック下で思うように活動できない姿を追う。

 

監督:長岡参

作品データ:2022年/90分/日本

 

 

 

 

 

 

【闘鶏:東ティモールの国民文化】

『シカ・スバール』

2002年に独立した東ティモールの伝統文化である「闘鶏」にスポットを当てる。人々にとって交流の場である闘鶏は、娯楽にも生活基盤になり得る重要な存在だが、パンデミックへの対応はじめ、近代国家への移行に際しては課題も多い。闘鶏を通じ彼らの社会や倫理観を考察する。タイトルの「シカ・スバール」は現地語で「切り札」の意。

 

監督:ディオゴ・ペソア・デ・アンドラーデ

作品データ:2024年/94分/ポルトガル

 

 

 

 

 

 

【近代への内省】

真摯な信仰の態度と変容を強いられた先住民たち。対照的な近代を描く2作品。

 

『青鷺の足裏』

二人のムスリムによるジャワ島での巡礼の旅を追った。

 

監督:アンドリアヌス・ウチュ・メルディ

作品データ:2024年/30分/インドネシア

 

 

 

 

 

『オブジェクト・オブ・スタディ』

西洋人として初めて北極圏に到達したロバート・ピアリーがグリーンランド探検でイヌイットの
女性たちと多くの子供を残した軌跡を辿る。

 

監督:ラウル・アラエホス

作品データ:2024年/61分/スペイン

 

 

 

 

 

 

特別上映

【香港の「いたみ」】

激動の続く香港の人々の「いたみ」をとらえた2本の女性監督作品を紹介。

 

『失われた一部』

2018年以来の上映となるチャン・ハウザン監督作。変化に順応できない心の軌跡を、身体感覚を通して描く。

 

監督:チャン・ハウザン(陳巧真)

作品データ:2022年/32分/香港

 

 

 

 

 

『隣の芝生は青い』

日本初上映。英国に移住する仲間との別れを通して、残る者、残される者が共に背負った、心の重荷を描き出す。

 

監督:クリスタル・ウォン

作品データ:2022年/73分/香港

 

 

 

 

 

 

【身体と空間 ~舞踏の世界~】

舞踏とは。身体とは。

 

『ウルバ・テラ・バルセロナ』

3人の女性ダンサーが、都市・バルセロナと身体で対話する。

 

監督:ヘイケ・セルザー&アナ・ベーア

作品データ:2024年/5分/スペイン

 

 

 

 

 

『野生の老体 三浦一壮』

87歳を迎えた伝説的な舞踏家の公演に肉薄する。

 

監督:猪鼻秀一

作品データ:2024年/15分/日本

 

 

 

 

 

『間 -ma-』

エジプトで“ 間”という概念から人間の存在に対峙する。

 

監督:ミカエル・モーリッセン

作品データ:2024年/23分/エジプト

 

 

 

 

 

『七つの微笑』

女性の苦悩と解放を、家屋を彷徨する姿を通して探求する。

 

監督:万城目純

作品データ:2024年/25分/日本

 

 

 

 

 

 

『沖縄久高島のイラブー』

沖縄・久高島に伝わる12年に1度の秘祭「イザイホー」の未公開映像に加え、これに深く関連する供物「イラブー」(エラブウミヘビなどの燻製)作りを中心に、関係者を新たに取材した。人口減少が進み、次回2026年のイザイホー開催も危ぶまれるなか、島民の考えやものづくりを記録し、祭祀の継承や復活への模索に焦点が当たる。

 

監督:岡田一男/鈴木由紀

作品データ:2024年/102分/日本

※この作品は、アプリUDCastによるバリアフリー版に対応しています。

 

 

『満天の星』

太平洋戦争末期、学童疎開の子どもたちを中心におよそ1500名が亡くなった「対馬丸事件」。数少ない生存者だった乗組員を祖父に持つ無名塾出身の俳優・寿大聡が、祖父の遺志を継ごうと真相を究明する旅に出る。生存者に話を聞き、調査を進めるうちに「戦争の本質」への思いがつのる寿大。悲劇を次世代に語り継ぐためのアクションが加速する。

 

監督:寿大聡/葦澤恒

作品データ:2024年/84分/日本

 

 

『家族の問題 K-Family Affairs』

政府高官の父親と、社会活動家の母親を持つ監督は、自らもパク・クネ弾劾や#MeToo 運動など激動に揉まれた青春を送るうち、両親にカメラを向け始める。かつて民主化運動の旗手だった386世代」の両親の本音はどこにあるのか? 娘の問いに向き合う家族愛を描きながら、個人史と韓国現代史が重なる貴重なセルフドキュメンタリーを日本初上映。

 

監督:ナム・アルム

作品データ:2023年/90分/韓国

 

 

 

主催:neoneo編集室

 

 

上映期間 11/30(土)~12/13(金)
上映時間 作品案内参照
当日料金 一般:1,600円/大学・高校:1,400円/シニア:1,200円/障がい者・同伴者(1名まで):各1,000円
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